“Match Day”運命の日に立ち会えました【33日目】

今日は3月の第3金曜日、アメリカの4th Year Med StudentたちのResidency先が決まる運命の日です。実習を2週間延長したことで、本当に運良くこのMatch Dayに立ち会うことができ、素晴らしい刺激を受けることができました。

アメリカのマッチングシステム〜Match Dayとは?〜

このイベントを正しく理解するためには、前提としてアメリカのマッチングの知識がやや必要です。自分も気になっていたので調べて簡潔にまとめておきます。

6月:USMLE Step 2受験
〜9月:マッチングシステム申請
〜1月:Interview
2月:マッチングリスト提出
3月:結果発表
5月:卒業

大まかにこんな感じになっています。

3月の結果発表は2段階に別れていて、第3月曜日にまずマッチしたかどうかの発表がされます。そしてマッチしていない人はスクランブルと呼ばれる、文字通りマッチしていない人とフルマッチに至っていない病院との間の死闘に参加して、なんとかマッチを目指します。

その結果最終的に決まった全員の進路が、第3週金曜日”Match Day”に発表されるのです。

自分の結果をネットで確認できる日本と違い、結果は学校を通して学生に渡され、その時に今回私が列席したセレモニーのようなものを開く大学が多いということでした。

Match Day Ceremonyの概要

例によってn=1の報告になりますが、ご了承ください。

このセレモニーのシステム自体は基本的に単純で、学生がランダムに前に呼ばれて先生から封筒を手渡され、それをその場で皆に向かって発表するというものでした。

会場には4th Year Med Studentとその家族、一緒に登壇して喜びを分かち合うゲストの他、覗きにきた先生や私のような全然関係ないゲストまで詰めかけ大盛り上がりでした。

更に、セレモニーはLive Streamで世界中に配信されており、去年留学に来ていた先輩たちも日本で観て盛り上がっている様子でした。世界中から優秀な学生が集まる大学、規模が違え・・・。

発表の際には学生が作成した名前・出身地・出身大学 ・入学時の希望診療科・思い出の写真などのスライドが表示され、選んだテーマソングが流れていました。呼ばれた学生が1人1ドル箱に入れていって、最後の最後に呼ばれた学生(ごめんなさい表現ミスでした!!!)がそれを全部貰えるという謎の伝統も笑

とにかく、知らない子達ばっかりだけど楽しかった!というのが本当に率直な感想です。

驚いた点、面白かった点!

ここから先は驚いた点や面白かった点を紹介しながらマッチングの仕組みや日本との違いに迫っていこうと思います。

名門マッチング先の発表に上がる歓声

幸運なことに留学先が名門大学だったこともあり、多くの学生が名門(と思われる)マッチング先を発表しているのを聞くことができました。詳細を調べずとも、それを聞いた学生たちの沸き方を見ればなんとなくその順位が推し量れます(笑)

Residencyプログラムとしても名門な上に自分たちが今いるところということで、自大学がコールされた時も相当沸きましたが、それを上回るような大歓声が上がったところとしては、

Harvard関連のMassachusetts General Hospital (MGH), Brigham and Women’s Hospital
University of California San Francisco (UCSF)
University of California Los Angeles (UCLA)
Columbia University
Mayo Clinic

こんなところを覚えています。他にも、診療科でDermatology、Plastic Surgery、Radiologyあたりが出た時は相当盛り上がりました。

後から帰って調べてみると、実際に臨床医が選ぶTop 25 internal medicine residenciesにランクインされている病院ばかりだったので、自分の耳の感覚もなかなか捨てたもんじゃありませんね笑

カップルマッチシステム、やばい

語彙力案件ですが、これしか言えねえっすもう。

存在はだけは知っていたカップルマッチシステム。「こことここなら一緒に通える!」という組み合わせでResidency先に出願して、両方ともが採用リストに入っていればマッチするという仕組みになっています。

縁のない話だったので忘れていたのですが、数組が実際に利用しているのを見て驚愕しました。他大学の恋人とカップルマッチを利用していた子も居て、男の子のマッチ封筒をこっちの大学に持ってきて2人で発表を楽しめるようにするという、大学間の取引による粋な計らいも見ることができました。

学生の晴れの舞台のために融通を利かせてくれる文化にあっぱれ。

特にすごかったのが女の子がMGHで男の子がBrigham and Women’s Hospitalと、ともにボストンはハーバードの名門にマッチしたカップル。カップル+名門という役満に会場は割れんばかりの大歓声でした。

ご家族をお持ちの医学生が多い

カップルマッチシステムもそれはそれは衝撃的だったのですが、そもそもカップルや家族を持っている医学生が多いことにも驚きを感じました。

先ほど「一緒に登壇して喜びを分かち合うゲスト」と書きましたが、Boyfriend/Girlfriend、fiance、Husband/WIfe/Childrenを連れてきている学生の多いこと。大学を卒業していて家庭があって、その上に医学を積み重ねようとしているというアメリカの医学生たち。

それだけの人生経験を積んできているのですから、話していて大人だなと感じることが多いのも頷けます。

シビアな世界、伝統が続けられる理由

自分のマッチング先について何も知らないまま参加し、その場で封筒を開いて確認しすぐに発表、仲間や世界中の視聴者と喜びを分かち合うというこのセレモニー。

名前を呼ばれた時の歓声の大きさが人によって違ったり(やっぱり陰キャには厳しい世の中・・・)、マッチング先によって盛り上がり方が違ったりと、シビアな世界だというのは強く感じました。

ただ、地元に就職が決まって「皆、私帰るよ!!」とカメラに向かって大はしゃぎしている人や、自大学に残れることが分かってホッと抱擁する家族など様々な人の物語の一部を見て、この人たちには色々な価値観があって皆それぞれ満足しているんだということも思いました。

卒業・就職という節目にそれを祝う盛大な催しがあることは、気持ち新たに次のステージで頑張るためにも大事なのかもしれません。

病棟に戻って

病棟に戻ると、Residentを中心に医師たちがソワソワしていました。Residentは後輩から連絡がくるし、Attendingも「来年の子達は良さそう?」とか聞いちゃってるし。雑談もMatchingの思い出話にはなが咲きます。

それだけこの日はアメリカ人医師たちの記憶に強く残る出来事なのだと思い知らされました。

最後に

今日はMatch Day Ceremonyを観覧するという本当に得難い経験をすることができ、また一段と熱意が高まりました。Matching、厳しい!!!!

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