研修医外来でアメリカのリアルワールドに迫る【26日目】

4週間の総合内科実習の締めくくりとしてResident Clinicでの外来見学をして参りました。

個人的にかなり反響の大きかった前回の記事で書いた通り、アメリカの大病院の救急外来は保険のない人も受け入れるセーフティーネットのような存在になっているわけですが、その人たちに退院後のフォローアップを普通の街医者で受けるお金はありません。

最初のEBMをした時に調べて知ったように、毎年60万人がCOPD急性増悪で入院してその治療に合計3500億円がかかるというようなことになる訳です。

昨日は先生に会って感想を伝えるためにリストアップしていたこともあってアメリカのいい面ばかりをフィーチャーしてしまったような気がするのですが、こういうところはおかしいし絶対に日本の方がいいはず。この辺の日本の良さはまた日本に帰って実習をし始めたら気づかされることになるので、追って考えていきたいと思います。

ちなみに先生からのフィードバックの内容を含めた4週間の総括の記事も、今日明日中には出す予定ですのでお楽しみに。

というわけで本題のResident Clinicについて。

こちらは診察を2年目Residentが担当する(ローテーションの1つとして組み込まれている)代わりに、安価なサービスを受けられるという仕組みになっています。

とはいえ、診察後は内容をしっかり後ろで控えているAttendingにプレゼン、確認してもらっていますからね。そこら辺の、いつの知識で戦っているかわからない街医者の診察よりレベルが高い可能性だって十分にあると思うんですけどね笑

病棟で患者さんを見ている限りでは、街医者が玉石混交なのは日本もアメリカも共通なようです。疑問を持ったら他のところをすぐ受診できるだけ日本の方がマシか(笑)

患者層は保険のない方が多く、退院後のフォローアップ、インスリンをはじめとした常用薬の補充、救急外来に行くほどでもない疾病の診察がメイン。

他にも旅行者やPCPの予約を待てない人など、かかりつけ医に行けない人も来ることがあるようです。

救急外来からの入院治療では結構何をしても国が払ってくれるので大丈夫という雰囲気がありましたが、こちらでは結構シビアにお金のことも考えた治療が行われていました。

治療方針の選択ももちろんですが、フォローアップのために使う検査もなるべく基本的な採血だけで済ませるようにしたり、もはや治療する疾患と経過観察にする疾患があったり。

本当の資本主義を感じた1日でした。

日本人に生まれてよかったかも。

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