診断の神様!ローレンス・ティアニー先生でした【CRPの意味とは?】

先週は仙台にいらっしゃったローレンス・ティアニー先生(詳細はたきい先輩のブログへ↓↓)

診断の神様!ローレンス・ティアニー先生でしたー研修医・たきいです。

が、関東にもいらしたので講演を聴きに行って参りました。

ティアニー先生は毎年Thanksgiving(感謝祭)までの1ヶ月くらいを日本ツアーをしながら過ごされているようです。高名な方が日本を愛してくれているのは、非常に嬉しいですね。

実臨床の興味深い症例を少しずつ提示しながら、先生の鑑別診断のテクニックを紐解いていくという企画です。

先日読んだ教授おすすめの名著でも、トッププロの考え方や着目しているポイントを(手術であればビデオを再生しながら)1つずつ解説してもらうのが一番成長につながると書いてあったのを思い出しました。方法論をレクチャーしてもらうよりも、役に立ちそうです。

2時間弱の講演でしたが、感じたことがいくつかあったのでピックアップ。

CRPの有用性について

スライドで血算や腎機能とともにピックアップされたCRPを見て、ティアニー先生が放った質問がこちら。

You know whether CRP is useful for anything?

CRPは炎症を示すけど非特異的だし、この聞き方は絶対「意味ない」って言わせたい奴だよな~なんて思っていたら、答えは

CRP means, “Laboratory is open”.

と仰っていました笑笑

アメリカンのこういう部分の面白さってどうやって鍛えられているんだろう・・・ユーモアのセンスが欲しい。

確かに、ポリクリでもCRPばっかり語ってて怒られる研修医の先生を見たことがあるし、間違いないんだろうなーという思いは強まりました(笑)

あ、ちなみにタイトルにもしたのですが、内容はこれだけです。。。

VINDICATEを使っていない?

症例提示をある程度したところで、ティアニー先生がホワイトボードに鑑別をガツガツ書き始めました。見ていると腫瘍、心血管、内分泌と、VINDICATEに則って挙げているようでしたが、後で質問があったときに「そのような型は使っていない」と仰っていました。

型なんか使わなくてももう全ての既存の疾患は知っているってことなのでしょうか?

去年見た時も、早々から想起している鑑別の中に正しい答えが絶対入っていた印象だったので、改めてそのすごさに感動しました。

ただ、挙げられていた疾患分類はVINDICATEに近いものでしたし、ティアニー先生も昔は型を使うことを薦めていたようなので、私のような初心者は型に則って、正しい努力を重ねていければと思います。

去年ほど圧倒された感はなかった

私にとっては、去年に続いて2回目の参加でした。

その間にはCBTを乗り越え、ポリクリがはじまり、medu4を進め、月例の臨床推論の勉強会に参加し・・・

かなり臨床系で色々やってきたつもりでしたが、そのおかげか思考回路に全くついていけずスライドの文字を追っているだけ、というような絶望感は感じませんでした(去年はそうなりかけている部分もあった気がします)。

1つ2つ所見の合うものを列挙して、新情報を得るごとにその可能性を再検討していく。

将棋や囲碁の棋士が徐々に頭の中に盤面を描けるようになっていくように、臨床推論能力も少しずつ高まっていくのでしょう。

正攻法で、地道に訓練を積み重ねればいつかはティアニー先生のような領域に近づけるのでしょうか。かなり適当な推測ですが、我々の世代がこの領域に近づいたころに、医療AIの診断能力は完全に人間を超える気がします。

だって、ティアニー先生、自分の思考をAIが使えるように落とし込んで解釈していくの、無理でしょう。私たちがやってかないと。

なんか、面白そうかも。わかんないけど。

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