循環器診療プライマリ・リファレンスを読んで

いつも読んでくださっている皆様は「またかよ!」と思われるかもしれませんが、、、
現在私の中で明日から始まる「循環器内科」という新科目とそこで面白い授業をしてくれるであろう「K坂先生」への期待が膨らみまくっているということはご存知と思いますので、ご了承ください(笑)

明日の授業のテーマは
「失神」と「内科カルテ書き」

課題図書が



だったので早速買って読んでみた。4500円と意外と高い。

Q&A形式で100問、テーマ・エピソード・解説・まとめがおよそ1見開きに収まるように記載されている。
サイズは小さく、コートのポケットに入るほど。先輩によるとポリクリで結構使えるとのことだった(だから買った)。

言われた通り内容は非常に専門的で、原理・原因でなく症状と治療法、エビデンスに絞った内容で、殆どの質問の最後に「もっと詳しく知りたい人は」と脚注で論文を紹介してあった。
せっかくなので文字の羅列を追うだけで終わってしまわないように、初学者にこれを読ませる意味を考えながら読んでいたが、コラムにも先生が思う臨床の学び方が書いてあったように感じたので一部引用させてもらう。

「いい教科書はなんですか」とか、「先生はどのように勉強したのですか」というような質問には決まって、「いい教科書は『現場』であり、勉強させていただいているのは『患者さん』から」と答えるようにしています。そして、「懸命に日常臨床に臨むことで自然に疑問が湧いてくる、それを論文、研究也で解決する努力をする」と答えるようにしています。

漠然と網羅的に「いい教科書」のすべてを勉強するのではなく、臨床で大事なところをイメージして、頭の片隅に置いておく→勉強する→現場で患者さんから学ぶ→勉強のサイクルの中で学んでいくことが大事で、その入り口を作ろうとしてくれている本なのではないかと感じた。

私にとってもその通りで、これから循環器内科のを授業を受けるモチベーションが非常に高まったのを感じている。課題もいくつか見つかった。

英語や略語を覚えるだけでなく、反射で出てくるようにしないといけない。教科書なら疾患1つ1つについて章立てして書かれていることが多いので気付かなかったかもしれないが、この本の中では鑑別診断や治療法についての解説の中で、1ページの中でも様々な略語が飛び交っていた。
実際の医療現場でも同様にいちいち心房細動とは言わずにAFだろうし、留学なんか行った日にはShinbo saidoなんてあり得ない訳で(笑)atrial fibrillationと覚えなければ現場で勉強するスタートラインにも立てないわけだ。そろそろこういう所も意識しながら勉強しなければならないのだろう。

もう1つが日進月歩する医療についていくことと、自分でもしっかり考えることである。今まで薬理学で学んだ薬の中で、既に「その用法でこの薬を使うのは最近無くなりつつある」というものがいくつか存在した。薬理の先生をdisっているわけではなくて、循環器内科の上級医でもまだ対応できていない人もいるということだった。
受け身でなく自ら、という多くの人が言いがちなフレーズであるが、その考え方や方法を提示してくれたのがとてもよかったと思う。

そして気になったフレーズがもう1つ。

20代の学生や研修医の世代の人たちは実に素直なので、彼らの問いかけにはしっかりと向き合わざるを得ません。何しろ「ほんのジョーク」で言ったこともメモをとられてしまうので、迂闊なことは言えないわけです。

これは学生への指導についてだけでなく、世の中全体としての流れなように感じている。
いちいち言ったことの言葉尻を捕られて責められる政治家や芸能人はじめ、SNSなどを通して誰でも情報を拡散できる社会になるとともに、人々の寛容な心が無くなってきている?ことにより、生きづらい世の中になっているのだろう。

身内のパーティーでの失言を捉えられる政治家やネット炎上する芸能人など、何も言わないほうがいい雰囲気になっている気がするが、医療の世界で上の先生が何も言ってくれなければ若手はどうすればいいか困ってしまうわけで、医療界としては相互理解してなんでも言い合えるような雰囲気があればな、と思った次第である。

本も読み終わったし、授業が楽しみですな!!
ではまた。

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